2017年12月18日月曜日

時給に換算できないもの


ネット上では何かと「時給換算」されることが多い昨今ですが、いつから「時給に換算されるようになってしまったのだろう?」と考えますと、派遣労働が増えた頃からでしょうか?当初の派遣社員さんは専門職の方が主だったように記憶しています。

ハンドメイドも販売される方が増えてからは、ちらほらと「時給にすれば数10円の労働」「パートさんの時給よりは稼いでいる」といったような表現を見かけた事がありますが、何故に時給に換算しゃはるのかなー?と不思議なのです。

ある程度我慢を強いられるような仕事で時給で働かれているなら理解できるのですが、ハンドメイド作品を作って販売するということは、誰かに強制されてしている事ではなくて、作ることが好きだからされている場合が殆どだと思うので。

自分が「良いなー」と思うものを作れて、それを「良いなー」と思って買ってくださる方がいて、お客様が喜んでくださる至福は、とてもじゃないけどお金に換えることはできないと思うのです。(´・ω・`)

お金のことをキチンと考える感覚は大切だと思いますが、(生活費の多くが作ることに掛かっている作家さんは別として)ハンドメイド作品を作っていらっしゃる方々に限って云えば、「時給に換算しても何も良いことがない」と思うのです。(´・ω・`)

それは「目先のお金」で在って「利益」ではないと思うんですよね。
「利益」にはお金以外の沢山のものが混じっていて、喜んでくださる事であったり、作品がお役に立つ事であったり、作品が広まることであったり。
私の場合で云えば、それまでお客様が興味を持たれていなかった着物やお香や和色やアンティークにも、興味を持ってくださる事でもあります。お客様のご興味が広がれば、それはお客様ご自身の利益にもなるし、ご興味に関連したお店や製造されている方々にも利益に繋がる可能性があるからです。

利益」って、現代では「お金」だけを指すように使われがちですが、本当はもっともっと広義な言葉だと思うんですよね。

損得勘定してイライラしたり落ち込むよりも、金銭的に多少の損をしても気持ちよく過ごせる方が「利益」になるように思います(*´▽`*)。
もしかしてそれが「ご利益(ごりやく)」って事なのかも(≧▽≦)?


りぼんブローチ(ゴシック・レッド)



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